「それ、本当に必要?」
普段、何気なくこなしてしまっているものに目を向けてみましょう。
よくよく考えてみると、なくてもいいかも‥
やるのが当たり前だと思っていたけど、なくてもいけるかも‥
意外にあるはずです。
逆に、あるのが当たり前のようになっていて、必要かどうかも考えられない!そんなものは浮かばない!という意見も出てきそうです。
今回は、「それ、本当に必要?」を合言葉に教育現場のあれやこれを議論していきたいと思います。
今の職場で必要かどうか、自分の中で自問自答しながら読み進めてください。
それではいきましょう。
朝の会と帰りの会
朝の会と帰りの会はなくせます。
わざわざ朝しなければならない話ってありますか?
明日の連絡や配りものをしたり‥
連絡ならお昼の時間などに話せば済みます。
どうしても帰りの時間に必要なら話せばいいだけです。
もちろん、話がする必要がある時は話をしてもいいでしょうし、低学年は学校での生活が慣れていないことあるので、あってもいいと思います。
ただ、毎日毎日はいらないんんじゃないかなあと思います。
お便り
毎週(下手したら毎日なんて人も?)書いて出すものの一つがお便り。
書くのが得意な人はいいですが、何を書こうか悩む‥という人もいるはずです。
(単純に面倒くさい人もいるかもしれませんが‥)
必要であれば、連絡事項だけ載せたもので十分です。
お家の方の中には、お便りを楽しみにしている方も一定数いると思うので難しいところですが‥
よくよく聞いていくと、文章は読まず写真だけ見ている方もいるので、作るなら「写真+連絡事項のみ」など、工夫できるところはありそうです。
自作のプリント
自作のプリントいりますか?
子どもに合わせたものを‥と意気込みは素晴らしいですが、毎回つくっていると時間も手間も取られます。
もし必要なら、既成のもので該当箇所だけ出す(該当しない部分は斜線をひく)など、既成のものをうまく使えば、対応できるはずです。
学校で配布されているICT端末の中にも、自動で生成してくれるものがあるので、それらを使うのも効果的です。
必要以上の掲示物
「来たからとりあえず‥」←こういう掲示物多いと感じます。
貼るにも手間がかかるし、剥がすのも面倒‥
だったら貼るのをやめましょう!
掲示物を減らせば、刺激の多い空間から解放されます。
「誰か希望者がいるかもしれない」
「こういうのを見て興味が出て、何かが始まることだってあるんだよ」
と考える方もいることかと思います。
そんな時は一度紹介する形をとるのがいかがでしょうか。
全員に周知することができますし、気になる人には個別に対応すれば済みます。
小さいことかもしれませんが、始める価値ありです。
よくわからない研修
趣旨がわからない研修って経験ありませんか?
とりあえず言われたから受ける。〇〇の主催だから受ける‥
学ぶ意味がわからないと身にならないのは、みなさんご存知だと思います。
研修に行く分の時間を使って教材研究や、(場合によっては)早めに仕事を終えてリフレッシュだってできるかもしれません。
趣旨がわからない研修は「積極的に」行くのをやめましょう。
合言葉は「全員でやれば怖くない」です(笑)
主催側も受講する人がいなくなれば、需要がないと理解するはずです。
需要だけですべてが決まるわけではないですが、現場が何を求めているのかニーズを汲み取ってもらうためにも、趣旨がわからない研修は欠席すべきです。
必要なのは「断る勇気」です。
通知表
これだけは学校単位でやらないとできないので、番外編とさせてもらいます。
よく職員間では「本当は通知表って必ず出さなくてもいいんだよな‥」と話をします。でも話だけで止まってしまい、結局通知表を作成する‥の繰り返しです。
みんなが思っているのにわかっているのに、やめられない。
周りからの視線や世間体を気にしてのこともありますね。
僕のようにあまり周りの視線を気にしない人間なら、勝手に変えようと思ってしまいますが、そこは十人十色。視線を気にする方ももちろんいるので、なかなか変えられないと言うのが現状です。
そういった話をぜひ長期休みの際に話し合えばいいのになあと感じる毎日です。
まとめ
いかがでしたか?
普段自分が「やって当たり前」だと思っていたものが意外となくても困らないものであることを理解していただけたかなと思います。
紹介した中には、「自分にとっては苦じゃないからやっている」ものもあったと思います。
そこは「自分は得意でも、他の人は違うかもしれない」ということを頭に入れつつ、柔軟に対応してもらえればと思います。
ただでさえ、学校現場は変わること・変えることが難しいです。いや、難しすぎます。
それでも少しずつ‥少しずつでも変えていくためには、小さいことでもやっていく必要があります。
まずは自分から!
事あるごとに、自分に問いかけてきてください。
「それ、本当に必要?」と